米上院、タイ氏のUSTR代表指名で17日に採決 超党派で承認へ
ロイター / 2021年3月17日 9時30分
[ワシントン 16日 ロイター] - 米上院は16日、バイデン大統領が通商代表部(USTR)代表に指名したキャサリン・タイ氏の指名承認採決を行うことを全会一致で承認した。採決は17日に行われ、承認される見通し。
タイ氏のUSTR代表指名を巡る審議を打ち切り、承認採決に進むための手続き上の採決では、民主・共和両党の出席議員全員が賛成した。17日の採決でも超党派の支持を得て、承認されるとみられる。
下院歳入委員会で民主党の通商担当法律顧問だったタイ氏は、2月に開かれた上院財政委員会の指名承認公聴会で、各種関税措置を通商政策の「正当な手段」として支持したほか、中国には米国との通商合意を守らせると強調した。
米シラキュース大学のエコノミスト、メアリー・ラブリー氏は「手続き上の採決の結果が賛成98反対0だったことは、タイ氏の通商問題への見解が多くの上院議員と一致していることを示す」と指摘。また、タイ氏は北米の新貿易協定「USMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)」の交渉で労働規定の修正に尽力したことで労組寄りの議員から支持を得て、対中国でも合意の履行を迫ることで強硬派から支持を得てきたと分析した。
16日の手続き上の採決には民主党の1議員、共和党の1議員が出席しなかった。
この記事に関連するニュース
-
トランプ氏閣僚人事の指名承認公聴会開始、初日は国防長官
ロイター / 2025年1月15日 7時41分
-
外交・安保や通商分野で「対中タカ派」が勢ぞろい=「忠誠」重視で迅速起用―トランプ次期政権の陣容、課題も多く
Record China / 2025年1月3日 17時20分
-
トランプ氏、閣僚人事の議会承認で共和党に結束呼びかけ カーター氏の国葬出席も表明
産経ニュース / 2025年1月1日 14時32分
-
WTO紛争処理制度改革、トランプ政権始動前に合意できず
ロイター / 2024年12月19日 12時29分
-
米国家情報長官指名のギャバード氏、共和8議員が支持に消極的
ロイター / 2024年12月18日 9時48分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください