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妊婦のコロナワクチン接種で胎児に抗体の可能性=イスラエル調査

ロイター / 2021年3月17日 10時2分

3月16日、イスラエルの大学の新たな研究によると、妊婦が新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた場合、胎盤を通じて胎児にも抗体が受け継がれる可能性があることが分かった。写真は2月、米ペンシルベニア州シュウエンクスビルの薬局えワクチンの接種を受ける妊婦(2021年 ロイター/Hannah Beier)

[エルサレム 16日 ロイター] - イスラエルの大学の新たな研究によると、妊婦が新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた場合、胎盤を通じて胎児にも抗体が受け継がれる可能性があることが分かった。現地メディアが16日伝えた。

調査はハダサ大学医療センターが2月に実施。米ファイザーと独ビオンテックが共同開発したコロナワクチンを妊娠後期に2回接種した女性20人全員とその新生児に抗体が見つかった。

調査結果は、審査を受けていない未発表の報告書を掲載するサイトに今月掲載された。

報告書の執筆者らは、調査対象が少人数であることに触れ、異なる妊娠期でのワクチン効果、異なるワクチンの安全性や効果を測るためにさらなる調査が不可欠だとしている。

ファイザーとビオンテックは2月、共同開発したコロナワクチンについて、健康な18歳以上の妊婦4000人を対象に米・英などで臨床試験を開始したと発表した。

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