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ユーロ圏8月CPI改定値、前年比+3.0% 10年ぶりの高い伸び

ロイター / 2021年9月17日 19時8分

EU統計局が17日発表した8月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)改定値は前年同月比3.0%上昇と、2011年11月以来、約10年ぶりの高い伸びを記録した。速報値と一致した。写真は昨年11月、パリの百貨店で撮影(2021年 ロイター/Christian Hartmann)

[ブリュッセル 17日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が17日発表した8月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)改定値は前年同月比3.0%上昇と、2011年11月以来、約10年ぶりの高い伸びを記録した。速報値と一致した。

世界経済の回復を背景にエネルギー価格が上昇した。

7月は2.2%上昇だった。

8月のCPIは前月比では0.4%上昇。速報値と一致した。

欧州中央銀行(ECB)は物価上昇は一時的との見解を示しているが、インフレ率予測を繰り返し上方修正している。アナリストは、インフレ率が今年終盤に3.5-4%でピークに達すると予想している。

コアインフレ率も加速した。変動の激しい食品・エネルギー除くCPIは前年比1.6%上昇。速報値と一致した。7月は0.9%上昇だった。

エネルギー・食品・アルコール・たばこ除くCPIも前年比1.6%上昇。速報値と一致した。7月は0.7%上昇だった。

エネルギー価格は前年比15.4%上昇。今年最大の上昇率となった。

8月のCPI上昇率3.0%のうち、1.44%ポイントはエネルギー価格によるもの。

食品・アルコール・たばこ価格は前年比2.0%上昇。サービス価格は前年比1.1%上昇だった。

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