カナダ利上げ見通し、来年第2四半期と限らず=中銀副総裁
ロイター / 2021年11月17日 10時0分
カナダ銀行(中央銀行、写真)のシェンブリ副総裁は11月16日、2022年半ばに経済のスラック(需給の緩み)が解消されるとなお予想しているが、それは必ずしも第2・四半期を意味するものではないと述べた。2020年6月、オタワで撮影(2021年 ロイター/Blair Gable)
[オタワ 16日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)のシェンブリ副総裁は16日、2022年半ばに経済のスラック(需給の緩み)が解消されるとなお予想しているが、それは必ずしも第2・四半期を意味するものではないと述べ、市場の早期利上げ期待に冷や水を浴びせた。
労働市場の不確実性に関する講演後の質疑応答で、過剰な生産能力が吸収され、2%の物価目標を持続的に達成できる状態になって初めて利上げが実施されると改めて指摘。「生産高ギャップの解消時期には不確実性が高く、必ずしも第2・四半期になると決め付けないよう注意すべきだ。予想は6カ月の範囲で、それがわれわれのできる最善の予想だ」と述べた。
中銀は先月、22年の大半でインフレ率が目標値を上回る状態が続くと警告し、従来の予測より3カ月早く利上げを実施する可能性を示唆。マックレム総裁は15日、スラックはまだ解消されていないが、その時期は近づいていると述べた。
金融市場では、最初の利上げは来年3月に行われ、その後は5回の引き上げが年内に行われるとみられている。
シェンブリ氏は講演で、労働市場の状況とインフレの関係が弱まり、判定が難しくなっているため、生産ギャップの解消時期を正確に測ることが難しくなっていると指摘した。
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