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日経平均は5日ぶり反落、3万円の壁意識 戻り売り圧力強く

ロイター / 2021年11月17日 15時47分

 11月17日、東京株式市場で日経平均は5日ぶりに反落した。朝方は米株高を好感して続伸して始まったが、3万円に近づくと戻り売りに押され、マイナス圏に転落。日経平均の「3万円の壁」が改めて意識される展開となった。写真は取引時間中の東京証券取引所で2020年10月2日撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 17日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は5日ぶりに反落した。朝方は米株高を好感して続伸して始まったが、3万円に近づくと戻り売りに押され、マイナス圏に転落。日経平均の「3万円の壁」が改めて意識される展開となった。

日経平均は朝方に前営業日比101円85銭高の2万9909円97銭で高値をつけた後は急速に伸び悩み、一時184円33銭安の2万9623円79銭で安値を付けた。前日までの4営業日で701円上昇したこともあり、短期的な過熱感から利益確定売りが先行。後場は狭いレンジでもみ合う展開が続いた。

TOPIXも5日ぶりに反落し0.61%安の2038.34ポイント。東証1部の売買代金は2兆7424億6200万円。東証33業種では、空運業、サービス業、水産・農林業、倉庫・運輸関連などの28業種が値下がり。鉱業、精密機器、海運業などの5業種は値上がりした。

みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリストは、日経平均の上値の重さについて、買い手の少なさを挙げる。「米株高・円安の環境下でも、2万9000円台からは利益確定売りに動く投資家が多い。市場が円安のデメリットを徐々に意識しはじめているほか、海外投資家を中心に日本株のパフォーマンスの悪さを嫌気している可能性がある」という。

個別では、リクルートホールディングス、ファーストリテイリング、ダイキン工業などがさえない。日野自動車は4%超安となった。

半面、米国株式市場でフィラデルフィア半導体指数(SOX)が最高値を更新したことを背景に、半導体製造関連の東京エレクトロン、アドバンテスト、SCREENホールディングスが3%超高としっかり。日東電工、スズキも買われた。

東証1部の騰落数は、値上がり410銘柄(18%)に対し、値下がりが1706銘柄(78%)、変わらずが67銘柄(3%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 29688.33 -119.79 29906.68 29,623.79─29,909.97

TOPIX 2038.34 -12.49 2055.57 2,037.61─2,055.80

東証出来高(万株) 117339.00 東証売買代金(億円) 27424.62

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