欧州で天然ガス価格が再び高騰、パイプライン承認遅れで
ロイター / 2021年11月18日 0時11分
17日の欧州市場で天然ガス価格が再び高騰している。ドイツが16日、ロシアから天然ガスを運ぶパイプライン「ノルドストリーム2」の承認手続きを一時停止したことで、供給懸念が浮上した。昨年2月、ロシアで撮影されたパイプライン(2021年 ロイター/Maxim Shemetov/File Photo)
[モスクワ/ロンドン 17日 ロイター] - 17日の欧州市場で天然ガス価格が再び高騰している。ドイツが16日、ロシアから天然ガスを運ぶパイプライン「ノルドストリーム2」の承認手続きを一時停止したことで、供給懸念が浮上した。ドイツ政府筋によると、稼働は来年3月になる可能性があるという。
欧州はガスの3分の1をロシアから輸入しているため、供給量の減少により今年の冬は停電に見舞われる可能性があるとの懸念が高まっている。
欧州の天然ガス価格の指標となるオランダTTFの翌月物は約8%上昇し、メガワット時(MWh)あたり101.60ユーロと、10月18日以来の高値を記録した。
ドイツ連邦ネットワーク庁(BNetzA)は16日、ノルドストリーム2に事業認可を付与する上で、運営主体の組織変更が必要だと指摘した。
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