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独ベラルーシ首脳、移民問題巡り再会談 EUは70万ユーロ相当の人道支援

ロイター / 2021年11月18日 3時8分

ドイツのメルケル首相はベラルーシのルカシェンコ大統領と電話会談し、ベラルーシとポーランド国境で足止めされている移民や難民の問題を巡り協議した。写真は11月17日、ベラルーシのポーランド国境近辺で人道支援を受け取る人々(2021年 ロイター/Leonid Scheglov/BelTA/Handout via REUTERS)

[ベルリン/ワルシャワ/ブリュッセル/ビリニュス 17日 ロイター] - ドイツのメルケル首相は17日、ベラルーシのルカシェンコ大統領と電話会談し、ベラルーシとポーランド国境で足止めされている移民や難民の問題を巡り協議した。両首脳による電話会談は15日に続き2回目。

メルケル首相の報道官はツイッターへの投稿で、メルケル首相が移民らへの国連や欧州委員会による人道支援提供の必要性を強調したと明らかにした。

冬が近づく中、欧州連合(EU)諸国を目指す数千人の移民らが野宿を続けている。

ベラルーシの国営ベルタ通信も、ルカシェンコ大統領広報部の情報として、「踏み込んだ協議を踏まえ、問題解消に向けた行動について両首脳は一定の理解に達した」とし、EUとベラルシー政府の当局者が早期に協議を持つ方向で合意したと報じた。

EUは、ベラルーシ国境近辺に集まる移民らに対し70万ユーロ相当の食料や毛布などの支援物資を送ると発表した。欧州委員会のフォンデアライエン委員長は「われわれには一段の行動を取る用意がある」としつつも、移民の危機を食い止めるのはルカシェンコ氏次第と強調した。EUはベラルーシが移民を意図的にEU域内に流入させていると非難している。

16日には、ポーランドの治安維持部隊が国境付近に殺到している移民らの投石に放水で対応した。

ポーランドのブワシュチャク国防相は「ベラルーシ国境での問題が迅速に解消されるない事態に備える必要がある」とし、危機解決には数カ月を要する公算が大きいという見通しを示した。

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