テーパリング終了は来年半ばまでかかる=米シカゴ連銀総裁
ロイター / 2021年11月18日 8時9分
11月17日、米シカゴ地区連銀のエバンス総裁は、米FRBは引き続きインフレ動向に留意しているものの、量的緩和の縮小(テーパリング)終了は来年半ばまでかかるとの見方を再度示した。写真は昨年2月、メキシコ市で撮影(2021年 ロイター/Edgard Garrido)
[17日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のエバンス総裁は17日、米連邦準備理事会(FRB)は引き続きインフレ動向に留意しているものの、量的緩和の縮小(テーパリング)終了は来年半ばまでかかるとの見方を再度示した。
エバンズ氏は国内中堅銀行関連のオンライン会合で、市場機能を保つためには資産買い入れ策を突然停止するのではなく、縮小するのが望ましいことを2013年に学んだと説明。「テーパリングを終了させるには来年半ばまでかかる。われわれはインフレに留意し、追加緩和策がどの程度インフレを促進しているかを見極めるつもりだ。もしそうであれば、利上げを始める時期はいつが適切かを検討することになる」と述べた。
同氏はまた、価格上昇圧力が長い期間かけて高まっていることを踏まえると、高インフレが来年和らぐという自身の標準的な想定に関する確信が数カ月前より弱まったと語った。
エバンズ氏が慎重なペースでの量的緩和縮小を支持する一方、セントルイス連銀のブラード総裁など複数のFRB当局者は、失業率の低下や堅調な消費需要、高インフレを理由に、必要となれば早期に利上げできるよう、縮小ペースの加速が必要だと主張している。
この記事に関連するニュース
-
FRB、現行政策「適切」 物価巡る進展は停滞=シカゴ連銀総裁
ロイター / 2024年4月20日 2時28分
-
FRBのバランスシート縮小、25年まで続く公算=NY連銀報告書
ロイター / 2024年4月18日 8時13分
-
焦点:依然好調な米経済、インフレ続けば世界経済の圧迫要因に
ロイター / 2024年4月16日 7時5分
-
FRB、利下げ検討は尚早 インフレ高すぎる=カンザスシティー連銀総裁
ロイター / 2024年4月13日 6時15分
-
差し迫った利下げの必要性なし、金融政策は「好位置」=NY連銀総裁
ロイター / 2024年4月12日 1時23分
ランキング
-
1「LINEのセキュリティ」は大問題 TikTokと同じ道をたどるのか
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年5月10日 6時10分
-
2初心者の個人投資家こそ「高配当株」狙うべき理由 「高配当×高成長」で"2度おいしい"投資のコツ
東洋経済オンライン / 2024年5月10日 8時30分
-
3ドア代わりの“緑色の板”をはがした先の「まさかの光景」…リフォーム業者も青ざめる激安ボロボロ物件を「利回り16%のお宝物件」に激変させた驚きの方法【不動産投資の実話】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年5月10日 9時45分
-
4三菱製紙子会社でデータ改ざん=耐熱プレスボード、10年以上前から
時事通信 / 2024年5月10日 17時54分
-
5このキャラはもしかして...? マクドナルドのX、次回の「ハッピーセット」ヒント画像公開で話題に
J-CASTニュース / 2024年5月9日 21時33分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください