米ＦＲＢとＥＣＢ、引き締め継続を─ＩＭＦ筆頭副専務理事＝独紙

　１０月１７日　国際通貨基金（ＩＭＦ）のゴピナート筆頭副専務理事（写真）は米国のインフレは「非常に根強い」とし、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が金融引き締めを続けなければ信頼を失うとの見解を示した。５月２３日、スイス東部・ダボスで撮影（２０２２年　ロイター／Arnd Wiegmann）

[ベルリン １７日 ロイター] - 国際通貨基金（ＩＭＦ）のゴピナート筆頭副専務理事は米国のインフレは「非常に根強い」とし、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が金融引き締めを続けなければ信頼を失うとの見解を示した。

独経済専門紙ハンデルスブラットが１７日発言を伝えた。

コビナート氏は「（米国の）インフレは非常に根強い状態が続いている」と指摘。「このような状況下でＦＲＢが計画通りに金融引き締めを行わないと表明すれば、信用が失墜する」と警告した。

「従って経済指標を踏まえ、ＦＲＢは現在の方針を堅持する必要がある」と述べた。

欧州については「ユーロ圏の成長率は大幅に低下し、来年は０．５％にとどまる」と予想した。

欧州中央銀行（ＥＣＢ）が「年末までに金融政策を正常化し、来年から引き締める」のは正しいと述べた。