午前のドルは149円半ばで小動き、材料難で方向感乏しい
ロイター / 2023年10月17日 12時56分
午前のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(149.50/52円)からほぼ横ばいの149円半ばで推移している。仲値にかけて実需の売り買いが交錯した後、材料難から方向感に乏しく、149円半ばで小動きとなっている。写真は北京で昨年9月撮影(2023年 ロイター/Florence L)
[東京 17日 ロイター] - 午前のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(149.50/52円)からほぼ横ばいの149円半ばで推移している。仲値にかけて実需の売り買いが交錯した後、材料難から方向感に乏しく、149円半ばで小動きとなっている。
午前は17銭と狭いレンジでの推移にとどまっている。楽天証券のFXディーリング部、荒地潤氏は「ドルはどちらの方向にも向けない状況が続いている」と指摘。底堅い米経済指標が続いている一方で、米連邦準備理事会(FRB)高官からハト派的な発言が相次いでいることが背景にあるとし、市場は19日のパウエル米FRB議長の講演での発言内容を見極めたいとの見方から様子見姿勢が強いという。
豪ドル/円は95円付近で推移。中東情勢の緊迫化を背景としたリスクオフがやや和らいでいることから、買い戻しが優勢となっている。
きょう公表された10月の豪中銀理事会議事要旨では、利上げも検討したが、金利変更を正当化するのに十分な新しい情報はないと判断したことが明らかとなった。市場の反応は限定的となっている。
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