EXCLUSIVE-米・マーシャル諸島、新戦略的協定に調印 20年で23億ドル支援

　米国と太平洋島しょ国のマーシャル諸島は１６日、自由連合盟約（ＣＯＦＡ）を更新した。２０年間で２３億ドル規模の経済援助が含まれる。ジョセフ・ユン米大統領特使（太平洋諸島担当）がロイターに明らかにした。写真は米国と太平洋島しょ国の首脳会議の様子。米ワシントンのホワイトハウスで昨年９月撮影（２０２３年　ロイター／Jonathan Ernst）

David Brunnstrom　Michael Martina

[ワシントン １６日 ロイター] - 米国と太平洋島しょ国のマーシャル諸島は１６日、自由連合盟約（ＣＯＦＡ）を更新した。２０年間で２３億ドル規模の経済援助が含まれる。ジョセフ・ユン米大統領特使（太平洋諸島担当）がロイターに明らかにした。

マーシャル諸島はパラオ、ミクロネシアと共に米国とＣＯＦＡを結んでいる。米国は経済支援と安全保障を提供する代わりに、太平洋の戦略的地域に独占的にアクセスできる。

ユン氏はハワイのホノルルで行われた式典で、マーシャル諸島のアディング外相と協定に署名したと述べた。米国が取り組んできた３つのＣＯＦＡが全て調印されたとし、これらを議会に提出し承認を得ることが次のステップになると語った。

米国は無償資金協力と信託基金拠出合わせて２３億ドルを２０年間にわたってマーシャル諸島に供与する。無償資金協力は教育、医療、環境、インフラなどの分野に充てられ、信託基金の使途はマーシャル諸島政府が決定する。