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午後3時のドルは149円半ばで底堅い、米金利上昇が支え

ロイター / 2023年10月17日 15時18分

 10月17日、午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(149.50/52円)に比べて小幅にドル高/円安の149円半ばで推移している。写真は米ドル紙幣。3月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

Mariko Sakaguchi

[東京 17日 ロイター] - 午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(149.50/52円)に比べて小幅にドル高/円安の149円半ばで推移している。時間外取引での米長期金利の上昇が支えとなり、ドルは底堅く推移した。

海外市場でリスクオフの巻き戻しの動きからドル安/円安となった流れを引き継ぎ、東京市場でドルは149円半ば付近で取引を開始。仲値にかけては実需の売り買いが交錯したものの明確な方向感は出ず、149円半ばで約17銭と狭いレンジ内での推移にとどまった。

「材料が乏しい上、前日の神田真人財務官による円安けん制発言もあって(政府・日銀による)為替介入への警戒感も強く、ドルは上値を試しづらい」と、りそなホールディングスのシニアストラテジスト、井口慶一氏はみる。

神田財務官は16日、為替対応について、主要7カ国(G7)などの国際合意に基づき、ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)から外れる動きがあれば「必要なときは適切な対応を取っていく」と語った。

市場では「為替介入への恐怖よりも、(ドルを)高値づかみしたくないのが本音。150円台は利食いに動くレベルとみている短期筋が多い」(国内証券ディーラー)との声も聞かれた。

今晩発表される9月の米小売売上高や米連邦準備理事会(FRB)高官の発言を控えて内容を見極めたいとの見方から、様子見姿勢となる市場参加者も強い。

楽天証券のFXディーリング部、荒地潤氏は、焦点は19日のパウエルFRB議長の講演だとし、「足元のドル/円は高値圏でのもみ合いが続いている。FRB議長から強気な発言が出れば、ドルは再び150円を試すのではないか」と指摘。一方、ハト派的な発言となればいったん調整が入る可能性があるものの、直近安値の147円前半を下回らなければドル/円のトレンドは変わらないとの見方を示した。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 149.60/149.63 1.0542/1.0546 157.75/157.76

午前9時現在 149.58/149.59 1.0552/1.0556 157.85/157.89

NY午後5時 149.50/149.53 1.0558/1.0562 157.88/157.91

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