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日経平均は反発、米株高を好感 前日大幅安の反動も

ロイター / 2023年10月17日 15時33分

 10月17日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比381円26銭高の3万2040円29銭と、反発して取引を終えた。写真は2020年10月、東証で撮影(2023年 ロイター/Issei Kato)

[東京 17日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比381円26銭高の3万2040円29銭と、反発して取引を終えた。週明けの米国株が上昇した流れを引き継ぎ、堅調に推移した。前日に大幅下落した反動で、自律反発狙いの買いが入ったとの指摘も聞かれた。前場には一時600円超高となる場面もあったが、次第に利益確定が優勢となり、大引けにかけてはもみ合いが続いた。

日経平均は404円高と堅調にスタート。朝方は全業種が値上がり一時601円高の3万2260円77銭まで上昇した。ただ、買いが一巡した後は徐々に上げ幅を縮小。後場は3万2000円を挟んで一進一退の値動きとなった。指数寄与度の大きい半導体株や電子部品などハイテク株の一角が買われたほか、個別材料を手掛かりにした物色もみられた。

半導体関連株の物色について市場では、「循環的なのか、半導体需要の底打ちと今後の反発期待による買いなのかを見極めたい」(国内証券・アナリスト)として、ハイテク株の今後の動向に関心が寄せられた。

松井証券のシニアマーケットアナリスト・窪田朋一郎氏は、きょうの日本株市場はいったん落ち着きを取り戻したものの、「引き続き中東情勢が原油市場や米金利にどのような影響を及ぼすか、注視する必要がある」との見方を示す。

目先は国内製造業の決算発表に市場の関心が向かうとみられており、「小売企業がそこまで悪くなかったので、(製造業企業の決算は)ある程度株価を下支えする効果が期待できるのではないか」と、窪田氏は話す。ただ、製造業の決算は中国経済の減速の影響が少なからず出てくると想定されるため、極めてポジティブというわけではない、という。

TOPIXは0.82%高の2292.08ポイントで取引を終了。東証プライム市場指数は0.81%高の1179.59ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆1248億7500万円と、商いが膨らんだ。東証33業種では、サービス、精密機器、不動産など29業種が値上がり。石油・石炭製品、鉱業、非鉄金属など4業種は値下がりした。

個別では、指数寄与度の大きい東京エレクトロンが2.3%高と堅調だったほか、TDKは3.1%高。アドバンテストは1.2%高で底堅かった。

前日にリョーサンとの経営統合に関する最終契約を締結したと発表した菱洋エレクトロは、7.7%高となり大幅上昇した。

新興株式市場ではマザーズ総合が0.96%高の666.61ポイントだった。きょうグロース市場に新規上場したケイファーマは公開価格を7.89%下回る875円で初値を付け、一時980円まで上昇。947円で取引を終了した。

プライム市場の騰落数は、値上がり1362銘柄(74%)に対し、値下がりが411銘柄(22%)、変わらずが64銘柄(3%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 32040.29 +381.26 32063.79 31,901.39─

32,260.77

TOPIX 2292.08 +18.54 2298.09 2,281.85─2

,310.05

プライム市場指数 1179.59 +9.52 1183.88 1,174.40─1

,188.74

スタンダード市場指数 1110.08 +7.14 1110.10 1,107.15─1

,116.03

グロース市場指数 853.66 +7.37 857.05 851.28─866

.11

マザース総合 666.61 +6.34 669.50 664.89─677

.61

東証出来高(万株) 119118 東証売買代金(億円 31248.75

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