1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

イスラエルのガザ避難勧告、国際法違反の可能性=国連

ロイター / 2023年10月17日 20時6分

国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は17日、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザの包囲と住民への退避勧告は民間人の強制移送に当たり、国際法に違反する可能性があるとの見解を示した。ガザ南部に避難する住民、17日撮影。(2023年 ロイター/Mohammed Salem)

Gabrielle Tétrault-Farber

[ジェネバ 17日 ロイター] - 国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は17日、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザの包囲と住民への退避勧告は民間人の強制移送に当たり、国際法に違反する可能性があるとの見解を示した。

OHCHRのラビナ・シャムダサニ報道官は、ガザに一時的に避難している住民に適切な宿泊施設を提供し、衛生、健康、安全、栄養を満たすための努力をイスラエルは何もしていないようだと記者団に述べた。

「ガザの完全包囲に加えて退避勧告も合法的な一時的避難ではなく、国際法に違反する市民の強制移送に相当するのではないかと懸念している」と指摘した。

「イスラエル当局の避難命令に従った人々は現在ガザ地区南部に押し込められている。避難所はわずかで食料は急速に枯渇しつつあり、清潔な水、衛生設備、医薬品その他の基本的な必需品は入手が困難か不可能だ」と語った。

国連世界食糧計画(WFP)はガザでの食料供給は乏しくなっているが、ガザとの境界に近いエジプトのアリーシュに備蓄されていると述べた。WFPの中東・北アフリカ地域担当の高官は「入境が許可され次第、すぐにでも向かいたい」と述べた。

国連特別報告者のトラレング・モフォケング氏は食料や水の供給減少に加え、ガザの医療部門も「限界点」にあると指摘した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください