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イスラエル軍がガザ病院空爆、少なくとも500人死亡=当局者

ロイター / 2023年10月18日 5時18分

[17日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザの保健当局は17日、ガザ市内の病院がイスラエル軍の空爆を受け、パレスチナ人約500人が死亡したと発表した。病院は患者のほか、避難民で込み合っていた。

また国連によると、避難所として利用されていた学校もイスラエル軍の攻撃を受けた。

これに先立ち、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)はイスラエル軍の空爆により、避難者のためのシェルターとして利用していた学校が攻撃され、少なくとも6人が死亡したと発表していた。

UNRWAによると、学校には少なくとも4000人が避難しており、空爆で数十人が負傷したほか、学校に「深刻な構造的被害」をもたらしたと述べた。

イスラエル軍は、病院と学校が攻撃されたという報道について、「なお全ての詳細を調査中」とコメントした。

パレスチナ自治政府の報道官は、イスラエル軍によるガザの病院への空爆は「大量虐殺」で、「人道的大惨事」と非難。パレスチナのシュタイエ首相も「恐ろしい犯罪」とし、イスラエルを支援する国は責任を負うと述べた。

パレスチナ解放機構(PLO)は声明で「これは大量虐殺だ。この虐殺を止めるために直ちに介入するよう国際社会に求める。もはや沈黙は許されない」とした。

パレスチナ自治政府のアッバス議長は今回の攻撃を受け、3日間の喪に服すと宣言した。

エジプトは今回の攻撃を非難。外務省は声明で、病院への空爆を「最も強い言葉で」非難するとし、国際社会はこのような攻撃を止めるために緊急的に介入しなければならないとした。

カナダのトルドー首相も「病院を攻撃することは許されない」と述べた。トルコのエルドアン大統領はソーシャルメディアへの投稿で、「最も基本的な人間的価値を欠くイスラエルの攻撃の最新の例」と批判し、「ガザにおけるこの先例のない残虐行為を止めるために行動を起こすよう全人類に呼びかける」とした。

パレスチナ保健省によると、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスのイスラエル攻撃が起きた7日以降、ガザで約3000人のパレスチナ人が死亡、1万2500人が負傷した。

同期間にヨルダン川西岸地区でもパレスチナ人61人が死亡、1250人が負傷したと発表した。 

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