ユーロ圏の金融安定、成長停滞下で脆弱=デギンドスECB副総裁
ロイター / 2023年10月18日 5時26分
欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は17日、ユーロ圏の金融安定は、金利上昇、成長の停滞、不動産市場の低迷に経済が適応していく中で脆弱だと述べた。4日撮影(2023年 ロイター/Yiannis Kourtoglou)
[フランクフルト 17日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は17日、ユーロ圏の金融安定は、金利上昇、成長の停滞、不動産市場の低迷に経済が適応していく中で脆弱だと述べた。
講演で「ユーロ圏の金融安定見通しは、金利上昇環境下において脆弱だ」と指摘。「不動産市場は低迷しており、商業用不動産にとっては深刻だ」とした。
一方、貸し手には耐性があり、利益を上げているほか、十分な資本を抱えているため、銀行の資本バッファーを解放する時期はまだ来ていないとした。
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