米国株式市場＝反落、金利上昇を嫌気 半導体株が安い

米国株式市場は反落して取引を終えた。金利の上昇を嫌気した。９月２８日撮影（２０２３年　ロイター/Brendan McDermid/File Photo）

［ニューヨーク　１７日　ロイター］ - 米国株式市場は反落して取引を終えた。金利の上昇を嫌気した。また、米政府が人工知能（ＡＩ）用半導体の中国への輸出停止を計画していると発表したことを受け、米半導体大手エヌビディアが下落。フィラデルフィア半導体株指数（ＳＯＸ指数）も急落した。

米政権は１７日、エヌビディアなどが設計したより高度な人工知能（ＡＩ）用半導体の中国への輸出停止を計画していると発表した。

米経済指標が底堅い内容となったことを受け、米長期金利は上昇した。

９月の小売売上高は前月比０．７％増と市場予想（０．３％増）以上となった。

バンク・オブ・アメリカは決算を好感し２．３％高。金融セクターは０．６％上昇した。

ロッキード・マーチンも０．２％高。第３・四半期の収益が予想を上回った。

一方、ゴールドマン・サックスは１．６％安。第３・四半期決算は減益となったものの、１株利益は市場予想を上回った。

アメリプライズ・フィナンシャルのチーフストラテジスト、アンソニー・サグリンベン氏は、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）の金融引き締めが長期化するとの観測が高まるため、「良いニュースは株式市場にとっては悪いニュースかもしれない」と指摘した。

中東情勢を巡る警戒感も続いている。パレスチナ自治区ガザの保健当局は１７日、ガザ市内の病院がイスラエル軍の空爆を受け、パレスチナ人約５００人が死亡したと発表した。病院は患者のほか、避難民で溢れていた。

米取引所の合算出来高は１０２億５０００万株。直近２０営業日の平均は１０４億１０００万株。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を１．３４対１の比率で上回った。ナスダックでも１．３５対１で値上がり銘柄が多かった。

終値 前日比 ％ 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株３０種 33997.65 +13.11 +0.04 33869.84 34147.63 33854.70

前営業日終値 33984.54

ナスダック総合 13533.75 -34.24 -0.25 13419.87 13602.25 13364.74

前営業日終値 13567.98

Ｓ＆Ｐ総合５００種 4373.20 -0.43 -0.01 4345.23 4393.57 4337.54

前営業日終値 4373.63

ダウ輸送株２０種 15103.50 +127.94 +0.85

ダウ公共株１５種 832.27 -0.97 -0.12

フィラデルフィア半導体 3474.66 -27.85 -0.80

ＶＩＸ指数 17.88 +0.67 +3.89

Ｓ＆Ｐ一般消費財 1273.59 +0.78 +0.06

Ｓ＆Ｐ素材 498.22 +4.98 +1.01

Ｓ＆Ｐ工業 872.77 +2.73 +0.31

Ｓ＆Ｐ主要消費財 716.29 +3.61 +0.51

Ｓ＆Ｐ金融 560.69 +3.08 +0.55

Ｓ＆Ｐ不動産 216.33 -1.17 -0.54

Ｓ＆Ｐエネルギー 697.70 +6.76 +0.98

Ｓ＆Ｐヘルスケア 1526.17 -1.99 -0.13

Ｓ＆Ｐ通信サービス 232.85 +0.99 +0.43

Ｓ＆Ｐ情報技術 3001.63 -23.40 -0.77

Ｓ＆Ｐ公益事業 303.42 -0.73 -0.24

ＮＹＳＥ出来高 10.31億株

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 32140 + 100 大阪比

シカゴ日経先物12月限 円建て 32110 + 70 大阪比