原油先物4％超上昇、ショートカバーなどで 週間では4週連続安

Nicole Jao

[ニューヨーク １７日 ロイター] - 米国時間の原油先物は４％超上昇した。前日には４カ月ぶりの安値を付けていたが、ショートカバーが見られたほか、ロシア産原油価格上限を巡る米制裁が支援した。

清算値は、北海ブレント先物が３．１９ドル（４．１％）高の１バレル＝８０．６１ドル。米ＷＴＩ先物は２．９９ドル（４．１％）高の７５．８９ドルとなった。

アゲイン・キャピタルのパートナー、ジョン・キルダフ氏は「自然な利益確定の反動とショートカバーがある程度見られる」と述べた。

米国は１６日、主要７カ国（Ｇ７）などが設けた価格上限を超えるロシア産原油を輸送していた海運会社や船舶に制裁を科した。

ただ、週間では両先物とも１％超下落した。週間の下げは４週連続。