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米ミーム株が早くも失速、21年ブームから状況に変化

ロイター / 2024年5月17日 9時43分

16日の米国株式市場でゲーム販売のゲームストップと映画館チェーンのAMCが2日続落。写真はニューヨーク証券取引所で2022年3月撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)

Medha Singh

[16日 ロイター] - 16日の米国株式市場でゲーム販売のゲームストップと映画館チェーンのAMCが2日続落。週前半は、2021年の「ミーム株」人気の火付け役とされるキース・ギル氏がXへの投稿を再開したことから個人マネーが再び殺到していたが、買いが早くも一巡気味となっている。

ゲームストップは30%急落し、27.67ドルで終了。14日に64.83ドルまで急騰していた。AMCは15.3%安の4.64ドル。

個人投資家の動向を追跡している調査会社バンダ・リサーチによると、個人投資家らがオンライン掲示板レディットを通じてヘッジファンドによるミーム株の空売りに対抗した21年の局面とは異なり、今回は機関投資家もブームに加わったという。

チェリー・レーン・インベストメンツのパートナー、リック・メックラー氏は、空売り勢が21年に踏み上げ(損失覚悟の買い戻し)を強いられた経験から教訓を得て空売りポジションを抑えていたため、株価上昇の継続余地も小さくなっていたと指摘した。

分析会社オルテックス・テクノロジーズによると、ゲームストップとAMCの空売り残高は今週おおむね横ばいで推移。両銘柄の空売り筋の今週の評価損は11億4000万ドルとなった。一方、16日の評価益は約4億6000万ドルにとどまるとみられる。

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