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アングル:米ダウ一時4万ドル台、3万ドルから3年半 景気楽観論追い風

ロイター / 2024年5月17日 16時21分

 16日の米株式市場でダウ工業株30種平均が一時4万ドルを突破した。写真は16日、ニューヨーク証券取引所で撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)

Saqib Iqbal Ahmed Lewis Krauskopf

[ニューヨーク 17日 ロイター] - 16日の米株式市場でダウ工業株30種平均が一時4万ドルを突破した。米経済がソフトランディング(軟着陸)に向かっているとの期待や堅調な企業業績で買いが広がった。

ただ、4万ドルの大台に乗せた後は失速し、3万9869.38ドルで引けた。

市場関係者はダウ上昇の勢いの理由を特定するのは難しいと指摘する。ダウは1万ドル台から2万ドル台、2万ドル台から3万ドル台へと、1万ドル単位の節目を超えた後の1カ月間に平均で4.3%上昇している。これは1896年5月以降のダウの月間平均上昇率0.57%を大きく上回る。

インディペンデント・アドバイザー・アライアンスのクリス・ザッカレリ最高投資責任者(CIO)は「4万ドルの壁突破は強気派にとって大きな心理的後押しになる」と述べた。

ダウが初めて3万ドルに乗せたのは約3年半前。この間、コロナ禍の影響やインフレ高進、米利上げにより市場は大きく動いた。

ダウの構成銘柄は、S&P総合500種の構成銘柄と大きく異なる。例えば比重をみると、15日の取引終了時点でダウで最も比重が大きかったユナイテッドヘルス・グループは、S&P総合500種では13位、ダウで2番目に比重が高いゴールドマン・サックスは、S&P総合500種のトップ50に入っていない。

一方、S&P総合500種に占めるウエートで上位6位の銘柄のうち、エヌビディア、アルファベット、メタ・プラットフォームズはダウの構成銘柄に入っていない。

ダウの3万ドルから4万ドルへの上昇局面では株価が上昇した銘柄と下落した銘柄の隔たりが大きかった。

好調だったのはアメリカン・エキスプレス、キャタピラー、マイクロソフトで、ダウが3万ドルを付けた2020年11月以降、株価は約2倍になった。一方、ベライゾン、ナイキ、インテルの株価は約3割下落した。

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