ロ中、ガス輸送管「シベリアの力２」で近い将来に契約調印へ

　ロシアのノバク副首相は、ロシア産天然ガスを中国に輸送するパイプライン「シベリアの力２」について「近い将来」に両国が契約を締結すると述べた。オーストリア・ウィーンのＯＰＥＣ本部で２０２２年１０月撮影（２０２４年　ロイター／Lisa Leutner/File Photo

[モスクワ １７日 ロイター] - ロシアのノバク副首相は、ロシア産天然ガスを中国に輸送するパイプライン「シベリアの力２」について「近い将来」に両国が契約を締結すると述べた。

インタファクス通信が１６日遅く伝えた。

シベリアの力２は、モンゴル経由で中国向けに年間５００億立方メートルの天然ガスを輸送できるパイプラインとなる予定で、以前から建設が協議されている。全長は２６００キロメートル。

ロシアは中国を欧州に代わる天然ガスの主要輸出先にしたい考えで、シベリアの力２の建設が急務となっている。

ノバク氏は両国が「他の新規プロジェクト」についても作業を進めていることを明らかにした。