中国、EU産豚肉の反ダンピング調査開始 貿易摩擦激化
ロイター / 2024年6月17日 18時41分
6月17日、中国商務省は欧州連合(EU)から輸入する豚肉とその副産物に対する反ダンピング(不当廉売)調査を同日から開始すると発表した。写真は2月、北京の市場で撮影(2024年 ロイター/Mei Mei Chu)
[北京 17日 ロイター] - 中国商務省は17日、欧州連合(EU)から輸入する豚肉とその副産物に対する反ダンピング(不当廉売)調査を同日から開始すると発表した。
調査は来年6月17日までに終了する予定だが、必要に応じて6カ月延長される可能性があるとした。
欧州委員会は12日、中国から輸入する電気自動車(EV)に最大38.1%の追加関税を7月から課す暫定措置を発表しており、貿易摩擦が一段とエスカレートする。
調査対象は、生鮮、冷蔵、冷凍のホールカットのほか、腸、膀胱、胃袋など、食用の豚肉。
中国畜牧業協会が6日に国内豚肉業界を代表して苦情を提出した。
税関のデータによると、中国は2023年に内臓を含む60億ドル相当の豚肉を輸入し、その半分以上をEUが占めた。
EUからの豚肉輸出額はスペインが15億ドル相当を占め、2位のオランダと3位のデンマーク(それぞれ6億2000万ドル、5億5000万ドル)のほぼ3倍に相当する。
欧州の豚肉生産者は、調査が行われている間は、無関税で中国への輸出を続けることができる。
この記事に関連するニュース
-
中国は対抗措置で揺さぶり、EUには苦い過去 EV追加関税巡り神経戦
産経ニュース / 2024年6月24日 19時2分
-
EUとの貿易摩擦、中国はなぜ「豚肉」を選んで報復しようとしているのか―独メディア
Record China / 2024年6月19日 12時0分
-
中国がEU産豚肉への調査開始、打撃への懸念も―香港メディア
Record China / 2024年6月18日 12時30分
-
中国がEU豚肉輸入制限も、南米諸国や米ロにシェア拡大の好機
ロイター / 2024年6月18日 7時40分
-
中国のEU産豚肉調査、欧州委「懸念せず」 スペインなど対応要請
ロイター / 2024年6月18日 0時18分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)