ロシア、NATO核配備巡る発言批判 「緊張拡大」
ロイター / 2024年6月18日 4時51分
ロシア大統領府のペスコフ報道官(写真)は17日、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長の核配備に関する発言について「緊張のエスカレートに他ならない」と述べた。提供写真。5日撮影(2024年 ロイター/Sputnik/Vladimir Astapkovich)
[モスクワ 17日 ロイター] - ロシア大統領府のペスコフ報道官は17日、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長の核配備に関する発言について「緊張のエスカレートに他ならない」と述べた。
ストルテンベルグ氏は17日、ロシアや中国からの脅威の高まりを踏まえ、核兵器を保管庫から出して配備する方向で協議していると、英紙テレグラフに語った。
ペスコフ報道官は、これについて、ウクライナ紛争で核兵器による威嚇やその使用は認められないとしたウクライナ平和サミットの声明と矛盾しているようだと指摘。「これはさらなる緊張のエスカレートに他ならない」と述べた。
米国を訪問しているストルテンベルグ事務総長は自身の発言について、F16戦闘機からF35戦闘機への更新のほか、欧州に配備されている兵器の近代化などを含むNATOの核抑止力の近代化に言及したもので、目新しいものではなかったと指摘。「ロシアはNATOを非難する状況を常に作り出そうとしている」と語った。
これに先立ち、NATOのファラ・ダクララー報道官は「NATOは安全で確実かつ効果的な核抑止力の確保に向けて尽力している」とし、「そのために、われわれは旧式の兵器や航空機を最新鋭のものに置き換える計画に取り組んでいるが、それ以外に核抑止力を巡る大きな変化はない」と述べていた。
ロシアは、米国と欧州の同盟国がウクライナに多額の兵器を供与し、世界を核対立の瀬戸際に追い込んでいると主張している。
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