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サウジ成長率見通し、24年・25年下方修正、原油減産で=IMF

ロイター / 2024年7月17日 10時45分

国際通貨基金(IMF)は16日発表した最新の世界経済見通し(WEO)で、サウジアラビアの2024年の経済成長率を前回の4月見通しよりも0.9%ポイント低い1.7%に下方修正した。写真は1月12日、サウジのシェイバーで撮影(2024年 ロイター/Hamad I Mohammed)

[ドバイ 16日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は16日発表した最新の世界経済見通し(WEO)で、サウジアラビアの2024年の経済成長率を前回の4月見通しよりも0.9%ポイント低い1.7%に下方修正した。また、25年も1.3%ポイント下げて4.7%成長に修正した。いずれも原油減産が主要因。

サウジの成長率見通しの下方修正に伴い、IMFは中東・北アフリカの24年の見通しも0.5%ポイント引き下げ、2.2%と見込んでいることを明らかにした。

石油輸出国機構(OPEC)の盟主であるサウジは原油価格を下支えするため、非加盟国ロシアなどと「OPECプラス」を構成。サウジは協調減産と自主減産の双方を実施している。

「OPECプラス」加盟国全体の減産規模は現在、世界需要の約5.7%に相当する日量計586万バレル。このうち、自主減産はサウジなど有志国が220万バレル規模で実施しているが、6月の協議で10月から1年間かけて段階的に縮小することで合意している。

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