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世界のクルーズ旅客、5年後に23年比10%増を予想=業界団体

ロイター / 2024年7月17日 14時25分

業界団体のクルーズライン国際協会(CLIA)は、2028年までに世界のクルーズ旅客が、新型コロナウイルスのパンデミック前の水準を超えた23年の3170万人を10%上回るとの見通しを示した。写真はスペイン・バルセロナの港を出るクルーズ船。4月撮影。(2024年 ロイター/Albert Gea/File Photo)

[マドリード 16日 ロイター] - 業界団体のクルーズライン国際協会(CLIA)は、2028年までに世界のクルーズ旅客が、新型コロナウイルスのパンデミック前の水準を超えた23年の3170万人を10%上回るとの見通しを示した。

CLIAのローレン欧州事務局長は、予測される需要に対応するため、業界全体で新たに57隻のクルーズ船を発注したと明らかにした。現在は業界全体で約300隻を運航している。

同時にクルーズ運営会社は、港湾に停泊中には動力源を海水を汚染する船舶燃料から電気に切り替えられるようにするとともに、30年までに欧州連合(EU)海洋環境規制を順守するため、船舶の適合化に取り組んでいる。

ただ、旅行者の増加に伴い、混雑した欧州の港湾都市ではオーバーツーリズムに関する議論が高まっている。スペインのバルセロナでは今月、住民が旅行客に水鉄砲で水を浴びせて抗議する事態が起きた。

CLIAによると、バルセロナを訪れる観光客に占めるクルーズ旅客の割合は4%に過ぎないという。

欧州最大のクルーズ船寄港地であるバルセロナのコルボニ市長はロイターに対し、クルーズ船のバルセロナ港への終日停泊の回数を減らすために同港との新たな取り決めを模索すると述べた。

CLIAのローレン氏は、暴力的な抗議活動が今後のクルーズ旅程に影響する可能性があると指摘。何らかの理由で旅客が適切なサービスを受けられないと考えられる場合には、旅程の調整も検討すると述べ、寄港地をバルセロナに代わる地中海のほかの港や、アジア、北欧、カリブ海に変更する可能性を示唆した。

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