ＮＹ連銀総裁、数カ月以内に利下げ妥当となる可能性指摘＝ＷＳＪ

[１７日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、数カ月内に利下げが妥当となる可能性があるとの見解を示した。インタビュー内容をウォール・ストリート・ジャーナルが１７日報じた。

総裁は過去３カ月のデータについて、「われわれが求めているディスインフレ傾向に近づいている」と指摘。「前向きな兆候だ。インフレが持続的に２％目標に近づいていることが確信できる一段のデータを見たい」と述べた。

７月の利下げは否定。「２カ月分のインフレ統計がでる７ー９月にかけて多くのことがわかるだろう」と述べた。

また、インフレ率を目標の２％に戻すことは以前より困難になっているとの見方は否定。「実際、インフレ率は幅広く低下している。ラストワンマイルだとか粘着的な部分があるとかの話ではない。異なるインフレ指標は異なる速度で動き、異なる要因に影響される。しかし、それらすべてが正しい方向に動いており、かなり一貫している」との見方を示した。