再送米一戸建て住宅着工件数、6月2.2%減 8カ月ぶり低水準
ロイター / 2024年7月18日 0時29分
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[ワシントン 17日 ロイター] - 米商務省が17日に発表した6月の一戸建て住宅の着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比2.2%減の98万戸と8カ月ぶりの低水準となった。前年比では5.4%増。米連邦邦準備理事会(FRB)が9月に利下げを実施するとの楽観論が高まる中、今後数カ月で住宅着工件数は回復するとみられる。
6月の一戸建ての建設許可件数は2.3%減の93万4000戸と、約1年ぶりの低水準に落ち込んだ。
5月の一戸建ての着工件数は100万2000戸と、前回発表の98万2000戸から上方改定された。
FWDBONDSの主任エコノミスト、クリストファー・ラプキー氏は、手頃な価格の住宅不足を緩和するのに十分な一戸建て住宅が建設されていないと指摘。「住宅価格バブルがさらに膨張し、新築住宅に手が届きにくくなることは確実だ」と述べた。
地域別では、北東部と西部で減少した一方、人口密度の高い南部と中西部では増加した。
インフレが沈静化し、金融市場が9月の利下げに続き11月と12月の追加利下げを織り込む中、住宅ローン金利は低下基調にある。米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)によると、30年固定住宅ローン金利の先週の平均は6.89%と、5月に付けた6カ月ぶりの高水準となる7.22%から低下した。
5戸以上の集合住宅の着工件数は前年同月比22%増の36万戸だった。
全体の住宅着工件数は3.0%増の135万3000戸。ロイターがまとめた市場予想の130万戸を上回った。前年比では4.4%減少した。
集合住宅の建設許可件数は19.2%増の46万戸。全体の建築許可件数は3.4%増の144万6000戸だった。
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