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午前の日経平均は続落、3万6000円割れ 円高警戒強く

ロイター / 2024年9月17日 12時18分

 9月17日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比753円22銭安の3万5828円54銭と、続落した。写真は株価を映し出すスクリーンの下を歩く男性。都内で2022年6月撮影(2024 ロイター/Issei Kato)

Hiroko Hamada

[東京 17日 ロイター] -  午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比753円22銭安の3万5828円54銭と、続落した。前日に139円台まで円高が進行、警戒感が残る中で売りが強まり、節目の3万6000円を割り込んだ。日米の金融政策イベントを控えポジション調整が出たとの指摘もあった。

日経平均は前営業日比20円高と小幅高でスタートした後、すぐにマイナス転換し、下げ幅を拡大。足元のドルは140円台前半と前日のアジア時間に比べて円安方向に振れているものの、円の先高観は強く警戒した売りが重しとなった。

前場引け間際に売りが膨らみ、日経平均は日中安値で前場を終えた。セクター別では、保険や銀行など金融株の売りが強まったほか、輸出株やハイテク株も軟調に推移した。

市場では「ドルが再び140円を割れるのではないかとの恐怖心が強く、上値は重い」(GCIアセットマネジメントのポートフォリオマネージャー・池田隆政氏)との見方が聞かれた。今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀の金融政策決定会合を控え、ポジション調整も出やすい状況だという。

目先の日本株については「需給面では海外勢の売り越しも底打ちしやすいとみられ、イベント通過後は戻りを試すのではないか」(池田氏)との指摘があった。

TOPIXは1.8%安の2524.74ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆9886億7800万円だった。東証33業種では、海運、水産・農林、空運など6業種は値上がり。保険、銀行、電気機器など27業種は値下がりした。

個別では、主力のトヨタ自動車が3%超安。半導体関連株が軟調で東京エレクトロンが6%超安、ルネサスエレクトロニクス、レーザーテックが5%超安だった。三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループが3%超安。指数寄与度の大きいファーストリテイリングは小幅安、ソフトバンクグループは4%超安だった。

一方、日本郵船、シャープ、オムロンは堅調だった。

プライム市場の騰落数は、値上がり558銘柄(33%)に対し、値下がりが1048銘柄(63%)、変わらずが37銘柄(2%)だった。

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