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インドネシア貿易黒字、8月は予想上回る 輸出好調

ロイター / 2024年9月17日 17時6分

[ジャカルタ 17日 ロイター] - インドネシア統計局が17日発表した8月の貿易収支は28億9000万ドルの黒字と、黒字幅がロイターがまとめた予想の19億6000万ドルを上回り3カ月ぶり高水準に拡大した。輸出・輸入ともに予想を上回った。

輸出は前年同月比7.13%増の235億6000万ドル。予想中央値は3.83%増だった。LSEGのデータによると、昨年1月以来の大幅な伸びとなる。

輸入は9.46%増の206億7000万ドル。予想は8.15%増だった。

インドネシアは世界最大の火力発電用石炭、パーム油、ニッケルその他いくつかの商品の主要輸出国。輸出はコロナ禍後に見られた商品価格高騰のピーク後に1年にわたり大きく減少したが回復に転じ、今年4月以降は毎月前年比で増加している。

貿易データは予想を上回ったものの、一部のエコノミストは、安定を重視する当局者発言や米利下げ待ちで中銀は金利据え置きを継続するとみている。

メイバンク・インドネシアのエコノミストは「貿易黒字の拡大は中銀の自信につながり利下げの余地が生じる。ただ、マクロ経済と金融の安定に重点を置くというこれまでの声明から考えて、中銀は金利を6.25%で据え置くだろう。今回の会合が米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表前であることも要因となる」と述べた。

8月は石油とガスの輸出が減少したが、製品輸出が8.7%増とこれを補うかたちとなった。石炭も9.7%増の24億7000万ドルと好調だった。

資本財、原材料、中間財の輸入は11%超増加した。

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