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午後3時のドルは横ばい140円後半、米利下げにらみ売買交錯

ロイター / 2024年9月17日 15時50分

 9月17日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤とほぼ変わらずの140円後半で取引されている。写真は米ドル紙幣。2022年2月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Shinji Kitamura

[東京 17日 ロイター] -

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤とほぼ変わらずの140円後半で取引されている。前日夕方につけた1年2カ月ぶり安値の139円台を1円程度上回る水準でもみあいとなった。

連休明け東京市場のドルは、140円後半で取引が始まった。序盤は買いが先行して141円前半へ上昇したが、すぐに戻り売りが強まり140円前半へ反落し、その後は一進一退が続いた。

市場では、米大幅利下げ観測の高まりがドルの上値を抑制しているとの指摘が聞かれた。きょう発表の米小売売上高が予想を下振れれば「市場は0.5%の利下げをほぼ完全に織り込むことになる。そうなれば連邦公開市場委員会(FOMC)があえて0.25%(の利下げ)にとどめるとは考えづらい」(外銀アナリスト)という。

米金利先物市場が織り込む9月の利下げ確率は、現時点で0.5%が7割、0.25%が3割。1週間前は0.5%が3割、0.25%が7割だった。

一方、米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組状況によると、10日時点の円の買い越し幅は前週からさらに増加し、8年ぶり高水準へ達した。

「5週連続で買いがかなり急速に積み上がっている。そろそろ反動(の円売り)にも警戒したい」(別の外銀アナリスト)との指摘が出ていた。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 140.70/140.71 1.1126/1.1127 156.55/156.57

午前9時現在 140.79/140.81 1.1129/1.1130 156.68/156.71

NY午後5時 140.61/140.63 1.1132/1.1133 156.53/156.55

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