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世界最古の日曜紙オブザーバー、英GMGが新興メディアに売却交渉

ロイター / 2024年9月18日 8時53分

英ガーディアン・メディア・グループ(GMG)は、世界最古の日曜紙オブザーバーを新興メディア企業のトータス・メディアに売却する独占的な交渉を進めている。両社が17日発表した。写真はロンドンで2013年8月撮影(2024年 ロイター/Suzanne Plunkett)

Sachin Ravikumar Paul Sandle

[ロンドン 17日 ロイター] - 英ガーディアン・メディア・グループ(GMG)は、世界最古の日曜紙オブザーバーを新興メディア企業のトータス・メディアに売却する独占的な交渉を進めている。両社が17日発表した。

トータスによると、協議内容には同社が向こう5年で2500万ポンド(3300万ドル)を投資することも含まれている。

1791年創刊のオブザーバーは、作家ジョージ・オーウェルが寄稿したことでも有名だが、近年は紙の発行部数減少に直面してきた。

GMGのアンナ・ベートソン最高経営責任者(CEO)は「多額の投資でオブザーバーの未来を築けるチャンスがもたらされている。ガーディアンはより国際的でデジタル化され、読者に資金を出してもらうための成長戦略に専念できるようになる」と述べた。

トータスは、英紙タイムズやBBCの幹部を務めたジェームズ・ハーディング氏が2019年に設立した。

ハーディング氏は「オブザーバーは業界で最も名の知られた新聞の1つで、紙とデジタルの双方で将来性があるとわれわれは信じている。多くの愛読者と同様に、われわれもオブザーバーの報道の強みや心意気をたたえ、その独自性や不屈の精神を高く評価している」と強調した。

さらに「ジョージ・オーウェルはオブザーバーを『ナンセンスの敵』と評したが、われわれは今もそうだと読者に示せることに胸を躍らせている」と述べた。

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