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ポーランド首相、国境守ると宣言 難民申請権の停止を正当化

ロイター / 2024年10月17日 11時38分

 10月16日、ポーランドのトゥスク首相(写真)は、欧州連合(EU)首脳会議を前に議会で演説し、移民問題を巡り東部国境を守ると表明した。写真はモルドバのキシニョフで9月撮影(2024 ロイター/Vladislav Culiomza)

Alan Charlish Pawel Florkiewicz

[ワルシャワ 16日 ロイター] - ポーランドのトゥスク首相は、欧州連合(EU)首脳会議を前に議会で演説し、移民問題を巡り東部国境を守ると表明した。

17日からブリュッセルで開かれるEU首脳会議に言及し、「明日と明後日、ブリュッセルで我々はポーランドの国境を守り、あらゆる法的手段を行使する」と述べ、「ポーランドは無力ではいられないし、そうするつもりもない」と強調した。

トゥスク氏は12日、不法移民を制限する戦略の一環として、難民の保護申請権を一時停止すると発表した。これを受けて、人権保護団体などからは、国際法に反し、人権侵害にあたるとの批判が出ている。ドゥダ大統領も、ベラルーシ政府の弾圧から逃れてきた反体制派を追い返すことになると批判した。

トゥスク氏は、ベラルーシ当局が意図的に送り込んだ移民を対象にした措置だと主張し、ドゥダ氏の批判は「愚か」だと指摘。人権保護団体の批判についても「誰も人権侵害や亡命の権利について話しているわけではない。我々が話しているのは、(ベラルーシの)ルカシェンコ(大統領)が組織したグループで不法に国境を越えた人々の申請を認めないことだ」と語った。

ポーランドは、ベラルーシとロシアが中東やアフガニスタンからの難民や移民を集めて意図的に隣国ポーランドに送り込んでいると主張している。

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