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中国は迅速攻撃能力を構築、台湾高官が指摘 軍事演習巡り

ロイター / 2024年10月17日 13時24分

台湾の安全保障当局高官は17日、中国が台湾周辺で今週実施した軍事演習の戦略的意図について、演習を迅速に全面攻撃に転換する能力を構築しているとの見方を示した。写真は、中国人民解放軍(PLA)東部戦区司令部が公開した配布用ビデオのスクリーンショット。提供写真(2024年 ロイター)

Yimou Lee

[台北 17日 ロイター] - 台湾の安全保障当局高官は17日、中国が台湾周辺で今週実施した軍事演習の戦略的意図について、演習を迅速に全面攻撃に転換する能力を構築しているとの見方を示した。

中国は14日、台湾を包囲する形で大規模軍事演習を実施した。

台湾高官は「中国は軍事演習を紛争に転換する能力構築を強化している」と記者団に述べた。

14日の演習について台湾は、1日としては過去最多の153機の中国軍機の活動を確認したとしている。

高官はさらに、中国軍と海警局の艦艇25隻も台湾の39キロの接続水域に接近したと指摘。「台湾に非常に接近した。台湾への圧力を強め、台湾の対応時間を圧迫した」とし、「今回の演習は台湾にとってこれまで以上に脅威になった」と語った。

演習で中国が内陸に向けてミサイル2発を発射したとも明かした。「今回は台湾に向けてミサイルを発射することはなかったが、発射の訓練は実施した」と述べた。

台湾国防省は17日、議会への報告書で、中国が現在、台湾周辺で「合同戦闘準備パトロール」を月に3、4回実施していると指摘した。顧立雄国防部長(国防相)は中国が次回の軍事演習をいつ実施するか記者団に問われ、いつでも、どのような口実でもあり得ると応じた。

地域の安全保障問題に詳しい台北駐在の外交官は、中国軍が演習を通じて動員力と戦闘能力を急速に強化しているとし、「常に準備が整った状態がますます高まっている。何もしていない状態から訓練、そして戦争へと短時間で切り替えることができる」と語った。

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