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フランス極右政党RN、政府に独自予算案の受け入れ要求

ロイター / 2024年10月17日 14時24分

フランスの極右政党、国民連合(RN)のジョルダン・バルデラ党首は16日、政府が先週提出した2025年予算案に対抗してRNが策定した予算案の受け入れを政府に要求するとともに、拒否されれば発足したばかりのバルニエ首相率いる新内閣を不信任案で退陣に追い込む姿勢をちらつかせた。資料写真、6日撮影(2024年 ロイター/Manon Cruz)

[パリ 16日 ロイター] - フランスの極右政党、国民連合(RN)のジョルダン・バルデラ党首は16日、政府が先週提出した2025年予算案に対抗してRNが策定した予算案の受け入れを政府に要求するとともに、拒否されれば発足したばかりのバルニエ首相率いる新内閣を不信任案で退陣に追い込む姿勢をちらつかせた。

政府の25年予算案には、膨張しつつある財政赤字に対処するため、歳出削減や富裕層と大企業に対する増税などによる600億ユーロ(656億8000万ドル)の収支改善策が盛り込まれた。

だが連立与党は国民議会の議席数が半数に満たないため、バルニエ氏は国民会議(下院)の採決なしで予算法案を成立させる憲法の規定を使わなければならなくなる公算が大きい。こうした措置が取られれば、内閣不信任案が提出されそうだ。

RNが16日提出した「対抗予算案」には、外国人に対する一部の社会福祉関連給付金の削減や、自社株買いと富裕層を対象とする増税などが盛り込まれた。RNはこれによりさらに150億ユーロ収支を改善できると主張している。

バルデラ氏はパリ自動車ショーの会場で記者団に「もしバルニエ氏がマクロン大統領の政策に追従し続けるなら、この政府は陥落するだろう」と述べ、RNは「大惨事をもたらすような」マクロン氏の財政政策に終止符を打つよう要求すると付け加えた。

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