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国内超長期債、30年金利2.5%なら積み増し前倒し=大樹生命・24年度下期運用計画

ロイター / 2024年10月17日 17時4分

 10月17日、大樹生命保険は2024年度下期の一般勘定資産運用計画で、国内の超長期債投資について、30年金利が2.5%を上回るようなら積み増しの前倒しを実施する考えを示した。写真は円紙幣。2010年8月、都内で撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Noriyuki Hirata

[東京 17日 ロイター] - 大樹生命保険は17日、2024年度下期の一般勘定資産運用計画で、国内の超長期債投資について、30年金利が2.5%を上回るようなら積み増しの前倒しを実施する考えを示した。オープン外債は、外貨建て保険の新商品発売を踏まえて、上期より多めとなる1000億円程度を積み増す。

同社の運用統括部長の中村寛氏が、運用説明会で語った。中期の運用計画で先々には積み増す計画だとした上で「現在の2.1%程度は平準的に積み増せる水準。2.5%などの水準になれば、前倒しなども考えていく」と述べた。

現時点の計画では年度末の30年金利は2.2%―2.3%程度との前提を置いており、現時点では「平準ペースで(の積み上げを)考えている」(中村氏)。下期は上期と同様に100億円超を積み増し、年度で計250億円程度の増加を見込んでいる。

ただ、「仮に日銀がよりアグレッシブに利上げを早めるようなら、30年金利もより上がり得る」とみている。日銀の追加利上げは、今年度は12月に1回とみており、来年度は2回を想定している。

外貨建て保険の販売動向と連動しやすいオープン外債投資は下期に1000億円積み増す考え。日本生命保険と共同開発する外貨建て保険の拡販を見込んでおり、上期の700億円を上回る水準を計画する。ヘッジ付き外債は、上期と同様に下期も横ばいを見込む。金利水準やヘッジコストの状況によっては、削減もあり得るという。

国内外の株式投資は上期に100億円程度増やしており、下期も同じ程度の積み増しを想定している。ESG投融資は上期に200億円積み増しており「重要課題と位置付け、進めていきたい」(中村氏)とした。

2024年度末の市場見通し(レンジと中心)は以下の通り。

日本国債10年物利回り 0.80―1.40%(中心1.10%)

米10年債利回り    3.10─4.20%(同3.60%)

日経平均        3万5500─4万2500円(同3万9000円)

米ダウ         3万8000─4万4000ドル(同4万1000ドル)

ドル/円        126―146円(同136円)

ユーロ/円       140―160円(同150円)

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