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マン・グループ、9月末運用資産1749億ドル 大口解約でも8%増

ロイター / 2024年10月17日 20時6分

Nell Mackenzie

[ロンドン 17日 ロイター] - ヘッジファンドのマン・グループは17日、9月末の運用資産残高が前年比8%増の1749億ドルと明らかにした。第3・四半期(7─9月)は一顧客から70億ドルの解約返金請求があり、55億ドルが流出した。

運用資産残高はアナリストの予想(1755億ドル)を若干下回り、資金流出額はアナリスト予想を上回った。

マン・グループは一顧客の解約について7月に明らかにしていた。運用成績が上がったため、実際の解約額が増えたとしている。この顧客は株式の運用を全てパッシブ運用のインデックス型ポートフォリオに変更したという。この顧客の解約を除くと、差し引き15億ドルの流入だった。

システマティック・ロングオンリー・ファンドの7─9月の運用成績は5%以上のプラス。ニューメリック・グローバル・コア・ファンドは6.4%のリターンを達成した。

AHLファンドとGLGファンドの運用成績はまちまち。AHLダイバーシファイド・ファンドが8.9%のマイナスとなる一方、GLGグローバル・クレジット・マルチストラテジー・ファンドは約3%のプラスだった。

インベステックのアナリストは、利益率が比較的低いロングオンリーが好調だった一方、利益率の高いオルタナティブ・セグメントはコンセンサスを下回ったが全体的には予想と一致したと指摘した。

ヘッジファンド調査会社ピボタルパスが15日発表したレポートによると、資産総額50億ドル以上の大手ヘッジファンドの年初来リターンは平均8.64%、9月は1.24%だった。

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