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米鉱工業生産、9月0.3%低下 ボーイングのストとハリケーンが響く

ロイター / 2024年10月18日 2時49分

米連邦準備理事会(FRB)が17日発表した9月の鉱工業生産指数(季節調整済み)は前月比0.3%低下した。写真はボーイングのストライキ参加者。15日撮影(2024年 ロイター/David Ryder)

[ワシントン 17日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が17日発表した9月の鉱工業生産指数(季節調整済み)は前月比0.3%低下した。米航空機大手ボーイングのストライキのほか、米国が大型ハリケーンに相次いで襲われたことが響いたとみられる。

市場予想は0.2%の低下だった。8月は0.3%上昇と、従来の0.8%上昇から下方改定された。

FRBは、ボーイングのストライキと2つの大型ハリケーンの影響で指数がそれぞれ0.3%ポイント押し下げられたと推計。FRBは具体的にどのハリケーンかは言及していないが、9月はハリケーン「へリーン」が南部フロリダ州に上陸している。

9月の鉱工業生産指数は前年同期比では0.6%低下。第3・四半期は前年比0.6%低下した。第2・四半期は2.5%上昇していた

製造業の生産指数は前月比0.4%低下。予想は0.1%低下だった。前年同月比では0.5%低下した。

部門別では自動車・部品が1.5%低下。ボーイングのストライキが影響し、航空宇宙・輸送機器は8.3%急低下した。

耐久財は1.0%低下。一方、非耐久財は0.2%上昇した。公益事業は0.7%上昇。

鉱業は0.6%低下した。

鉱工業部門全体の設備稼働率は77.5%と、前月の77.8%から低下。1972─2023年の平均を2.2%ポイント下回る水準にある。

製造業の設備稼働率は76.7%と、前月から0.4%ポイント低下。長期平均を1.6%ポイント下回る水準にある。

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