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フォードとSKの合弁電池工場に96億ドル融資 米が最終手続き完了

ロイター / 2024年12月17日 9時46分

12月16日、米エネルギー省はフォード・モーターと韓国電池大手SKオンの合弁会社「ブルーオーバルSK」がテネシー州とケンタッキー州で計画している3カ所の電池工場建設資金として、96億3000万ドルの融資を供与する最終手続きを完了したと発表した。バンコクの自動車ショーのフォード展示で2022年11月撮影(2024年 ロイター/Athit Perawongmetha)

David Shepardson

[ワシントン 16日 ロイター] - 米エネルギー省は16日、フォード・モーターと韓国電池大手SKオンの合弁会社「ブルーオーバルSK」がテネシー州とケンタッキー州で計画している3カ所の電池工場建設資金として、96億3000万ドルの融資を供与する最終手続きを完了したと発表した。

低金利に設定された「先端技術車両製造(ATVM)融資プログラム」としては過去最大規模で、当初提示の92億ドルよりも上積みされた。バイデン政権が来年1月のトランプ次期政権始動前に、駆け込み的に進めている電気自動車(EV)の国内生産加速へ向けた取り組みの一環だ。

エネルギー省融資プログラム統括責任者は、長年安価な借入金を利用してきた中国のメーカーとの競争に直面するEV産業において、こうしたプログラムは消費者に米国製品を選んでもらう上で必要不可欠だと強調した。

ブルーオーバルSKが3カ所に建設する工場で生産される電池の合計容量は年間120ギガワット時を超える見通し。ケンタッキーの工場は来年から生産を開始する予定だ。

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