ロス山火事、延焼抑制 被災地の有毒廃棄物除去作業で避難続く
ロイター / 2025年1月17日 10時13分
1月16日、米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊で続く大規模な山火事は発生から10日目となり、気象状況が改善し、延焼が抑制されている。写真は15日、マリブの海岸でドローン撮影(2025年 ロイター/Mike Blake)
Chad Terhune Rollo Ross
[ロサンゼルス 16日 ロイター] - 米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊で続く大規模な山火事は発生から10日目となった16日、気象状況が改善し、延焼が抑制されている。
ただ国立気象局は19日には再び火災が発生しやすい危険な状況が予報されていると警告した。
地元当局は、避難者のほとんどに少なくともあと1週間は避難を続けるよう指示した。焼失地域から有毒廃棄物を除去し、廃墟の中で危険となっている電気とガスの配管を遮断する作業が進められている。
延焼面積が2万3713エーカー(96平方キロメートル)に及んでいるロサンゼルス西側のパリセーズ火災は鎮火率が22%となった。
ロサンゼルスの東の丘陵地帯で1万4117エーカーを焼き尽くしたイートン火災は55%鎮火した。
この2つの火災を合わせた延焼面積は152平方キロメートルに達した。フランスのパリを上回り、ニューヨーク・マンハッタンの約3倍に相当する。南カリフォルニアの一連の小規模な山火事はおおむね、あるいは完全に鎮火した。
これまでに少なくとも25人が死亡、1万2000棟の建物が損傷した。8万2400人が依然として避難命令を受けており、さらに9万0400人に避難勧告が出ている。
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