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中国外相、ASEANに通信詐欺などの犯罪取り締まり強化を要求

ロイター / 2025年1月17日 11時38分

 1月16日、中国の王毅外相(写真)は、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国に対し、オンライン賭博や通信詐欺といった犯罪の取り締まりを強化するよう求めた。写真は北京で昨年12月撮影(2025 ロイター/File Photo)

[北京 16日 ロイター] - 中国の王毅外相は16日、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国に対し、オンライン賭博や通信詐欺といった犯罪の取り締まりを強化するよう求めた。こうした犯罪が横行している国は責任を負うべきだと訴えた。

王氏はASEAN加盟国の駐中国大使との会合で、タイとミャンマーの国境地帯で相次いだオンライン賭博や通信詐欺などの犯罪で、中国など外国の市民が被害に遭っていると指摘。外国からの訪問者が旅行できる安全な環境を提供するため、中国は法の執行と治安の両面でASEANとの協力をいとわないと付け加えた。

王氏のこれらの発言により、東南アジアでの通信詐欺と人身売買の横行に対して中国が懸念を強めていることが鮮明になった。中国が国際犯罪に対処するため、ASEAN加盟10カ国との協力を緊急に強化する必要性が高まっていることも示された。

東南アジア諸国にとって中国人観光客は重要な収入源となっている。だが、中国の交流サイト(SNS)で旅行者が人身売買などの被害に遭った事件などが伝えられていることで、旅行取りやめの動きにつながる可能性がある。

最近ではタイとミャンマーの国境地帯を訪問した中国の俳優が一時行方不明となり、ミャンマーで保護された。タイの警察は先週、この俳優が人身売買の被害に遭ったとの見方を示した。

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