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日経平均は続落、東京都内のコロナ感染拡大を嫌気 底堅いとの声も

ロイター / 2020年7月17日 15時51分

 7月17日、東京株式市場で日経平均は続落した。小反発でスタートした後、前引けにかけて前日終値を挟んで一進一退となっていたが、後場、東京都内で新型コロナウイルスの新規感染者が290人以上となることが伝わり、弱含む展開となった。写真は2019年1月、東京株式市場で撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 17日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続落した。小反発でスタートした後、前引けにかけて前日終値を挟んで一進一退となっていたが、後場、東京都内で新型コロナウイルスの新規感染者が290人以上となることが伝わり、弱含む展開となった。週末とあって模様眺めムードも強く、東証1部の売買代金は2兆円を割り込んだ。

後場に下げ幅を拡大した場面では、都内での新型コロナ感染者の増加が嫌気された。1日の感染者数としては最多を更新し、株式市場での売りを誘ったもよう。小池百合子知事によると、17日の新規感染者293人。

市場からは「直近、6月以降のレンジ相場の上限付近に来ていた。週末であることや、来週以降、日本 企業の決算が本格化することなどもあり、コロナ報道をきっかけにポジションを閉じる動きが出ている」(国内証 券)との指摘が出ていた。

一方、コロナ関連でネガティブ材料が出たわりには底堅いとの指摘もあった。「新型コロナワクチンへの期待が支えとなっている。米モデルナのように治験で好結果が出たという話が出た場合、株価が上方向に勢いづく可能性がある。なかなか売り崩せない状況だ」(東海東京調査センターのシニアストラテジスト、中村貴司氏)という。

TOPIXは続落。東証33業種では、電気・ガス、医薬品、石油・石炭など7業種が値上がりした半面。空運、不動産、鉄鋼、海運など26業種が値下がりした。週末前の利益確定も出やすく、このところ堅調に推移していた景気敏感セクターが売られた。

個別では、ベイカレント・コンサルティング<6532.T>が続伸し連日の年初来高値更新。足元の堅調な業績が引き続き材料視された。電通国際情報サービス<4812.T>は大幅高。2020年1─6月期の連結営業利益予想を上方修正すると16日に発表したことが好感された。

東証1部の騰落数は、値上がり827銘柄に対し、値下がりが1272銘柄、変わらずが72銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      22696.42 -73.94

寄り付き    22807.57

安値/高値   22643.52─22857.82

TOPIX<.TOPX>

終値       1573.85 -5.21

寄り付き     1581.00

安値/高値    1570.38─1583.20

東証出来高(万株) 99971

東証売買代金(億円) 18023.70

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