カナダ卸売売上高、5月は17年ぶり大幅プラス

７月１７日、カナダ統計局が発表した５月の卸売売上高は、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるための規制が和らぐ中、前月比５．７％増と、２００３年９月（６．９％増）以来、約１７年ぶりの大幅な伸びとなった。写真は２０１９年１０月、首都オタワで（２０２０年　ロイター／Stephane Mahe）

［オタワ　１７日　ロイター］ - カナダ統計局が１７日発表した５月の卸売売上高は、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるための規制が和らぐ中、前月比５．７％増と、２００３年９月（６．９％増）以来、約１７年ぶりの大幅な伸びとなった。市場予想は８．５％増だった。

４月の卸売売上高は当初発表の２１．６％減から２１．４％減へ改定された。過去最大の落ち込みだった。

７サブセクターのうち、卸売業の７８％を占める６つのサブセクターで増加。１０州のうち７州で増えた。卸売売上数量は５．２％増だった。

全体の伸びの要因は、自動車・同部品の増加が約６０％を占めた。自動車・同部品は前月比３３．４％増加した。ただ依然として前年同月比では６２．６％減となっている。