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ロシア、中国カンシノのコロナワクチン後期治験開始

ロイター / 2020年8月18日 1時52分

ロシアの製薬会社ペトロバックスは、中国のカンシノ・バイオロジクス(康希諾生物)が開発している新型コロナウイルスワクチンの後期臨床試験(治験)を開始した。天津市で17日撮影(2020年 ロイター/THOMAS PETER)

[モスクワ/北京 17日 ロイター] - ロシアの製薬会社ペトロバックスは、中国のカンシノ・バイオロジクス(康希諾生物)<6185.HK><688185.SS>が開発している新型コロナウイルスワクチンの後期臨床試験(治験)を開始した。

カンシノが開発中のワクチン「Ad5─nCoV」は初期、中期治験を経て、中国軍による利用がすでに承認されており、メキシコとサウジアラビアでも後期治験が予定されている。

ロシアの政府登録機関によると、同ワクチンの安全性と効果を確認するための第3相治験は14日に開始。対象者は625人になる見通し。ペトロバックスは15日に発表した声明で、治験を実施していることを確認した。

ロシアが外国企業が開発する新型ウイルスワクチンの治験を実施するのは今回が初めて。ロシア国内で承認されれば、モスクワ州にある施設で製造を開始し、国内のほかCIS(独立国家共同体)諸国に供給する。

ロシアの新型ウイルス感染者数は累計で92万7745人と、世界で4番目に多い。

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