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ビットコイン、安値から反発 マスク氏「テスラは売却していない」

ロイター / 2021年5月17日 18時45分

暗号資産(仮想通貨)のビットコインが17日、3カ月ぶり安値を付けた。写真は、マスク氏。2020年12月1日にベルリンで撮影。(2021年 ロイター/Hannibal Hanschke/Pool)

[シンガポール 17日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)のビットコインは17日、不安定な取引の中、3カ月ぶり安値から戻している。

米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が「テスラはビットコインを売却していない」とツイッターに投稿したことが背景。

ビットコインはこれに先立ち、同通貨の売却を検討している可能性や、すでに売却した可能性を示唆するマスク氏のツイートを受けて売り込まれていた。

ビットコインは一時9%超下落し、2月8日以来の安値となる4万2185ドルを付けたが、911GMT(日本時間午後6時11分)時点では4万5190ドル付近まで戻した。

イーサは一時3123.94ドルまで下げたが、その後3540ドルに回復している。

ドージコインは約7%安の0.48ドルで、3通貨はいずれも最近付けた最高値を大幅に下回っている。

マスク氏の発言で仮想通貨相場が乱高下する中、トレーダーの間でも動揺が生じつつある。

ペッパーストーン(メルボルン)のクリス・ウェストン氏は「マスク氏のコメントが相場を動かす材料になっているが、最終的には仮想通貨の本質にたどり着く。これは価値の貯蔵手段だが、勢いに乗る手段でもある。今の勢いは下向きだ」と述べた。

また、マーケット・ドット・コムのチーフ市場アナリスト、ニール・ウィルソン氏は、「いい感じの反発だが、マスク氏発言を受けたこのところの売りに比べれば小さい」と指摘。ビットコインについては「変動が大きく、投機的で、操作しやすく、バブルと言える」と述べた。

マスク氏は先週、環境への懸念を理由にテスラ車の購入でビットコインを使った支払いの受け付けを停止したと明らかにした。

16日のツイートでは、自社が保有するビットコインを売却した可能性を示唆した。

未確認のツイッターアカウント「@CryptoWhale」は同日、「ビットコインの利用者は次の四半期にテスラが保有するビットコインの残りを売却したことを知れば、自身を責めることになるだろう。マスク氏が受けている反感を考えれば、彼を責めることはできない」と投稿。これに対し、マスク氏は「確かに」と応じた。

マスク氏のツイートが、ビットコイン売却を確認したものか、単に批判に直面している状況に同意したのかは不明だった。

マスク氏は先週、テスラが自社保有のビットコインを売却することはないとしていたが、それでも同通貨はその後約25%下落した。

ドージコインも今月、マスク氏が米人気バラエティー番組のコントで「詐欺」と呼んだのを受けて急落。同氏がその後、ドージコイン取引の効率改善に取り組んでいるとツイートしたことで値上がりしたが、完全には回復していない。

ドージコインは今年に入って約100倍に、イーサは4倍超に急騰。ビットコインは45%値上がりしており、一部ではいったんポジションを手じまう動きも出ている。

ウェストン氏は「週末の取引が活発になったが、われわれは取引所を通じたかなりの清算を検討している」とコメント。「状況が落ち着く必要がある。ビットコインをショート、イーサをロングする取引を手じまい、様子を見る」と語った。

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