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イスラエル首相、米民主党重鎮の選挙要求に強く反発 「全く不適切」

ロイター / 2024年3月18日 7時53分

 3月17日、イスラエルのネタニヤフ首相はCNNテレビのインタビューで、米上院民主党トップのシューマー院内総務がパレスチナ自治区ガザ情勢を巡ってネタニヤフ政権を批判し、イスラエルに総選挙実施を求めたことについて「全く不適切だ」と強く反発した。エルサレムで2月18日撮影(2024年 ロイター/Ronen Zvulun)

Kanishka Singh

[ワシントン 17日 ロイター] - イスラエルのネタニヤフ首相は17日のCNNテレビのインタビューで、米上院民主党トップのシューマー院内総務がパレスチナ自治区ガザ情勢を巡ってネタニヤフ政権を批判し、イスラエルに総選挙実施を求めたことについて「全く不適切だ」と強く反発した。

シューマー氏は長らくイスラエルを支持してきたが、14日の議会演説でネタニヤフ氏とその政権が中東和平の「大きな障害になっている」と明言。イスラエルがパレスチナ国家との「二国家共存」を拒否するのは「重大な間違い」であり、ガザ紛争解決のために交渉当事者が停戦や人質解放、支援物資搬入に向けて全力を尽くすよう促した。

これに対してネタニヤフ氏は「シューマー氏の発言は完全に不適切だと思う。同じ民主国家に立ち入って、選挙で選ばれた指導者を交代させようとするのは妥当ではない」と不快感をにじませた。

またネタニヤフ氏はパレスチナ国家に関しては「テロリズムに対する歴史上で最も大きな贈り物」になってしまうと指摘し、ガザを実効支配してきたイスラム組織ハマスがこれまでユダヤ人を大量に殺害してきたと付け加えた。

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