米最高裁、議会襲撃巡り罪の一部に懐疑的 トランプ氏裁判に影響も
ロイター / 2024年4月17日 13時7分
米連邦最高裁判所は16日、2021年1月の連邦議会襲撃事件で起訴された男が、公的手続き妨害の罪を認定した下級審判断を不当として上訴した訴訟の口頭弁論を開いた。判事らは検察側が根拠とする企業改革法の適用に懐疑的な意見を述べた。写真はトランプ支持者らが連邦議会を襲撃する様子で2021年1月米ワシントンで撮影(2024年 ロイター/Shannon Stapleton)
John Kruzel Andrew Chung
[ワシントン 16日 ロイター] - 米連邦最高裁判所は16日、2021年1月の連邦議会襲撃事件で起訴された男が、公的手続き妨害の罪を認定した下級審判断を不当として上訴した訴訟の口頭弁論を開いた。判事らは検察側が根拠とする企業改革法の適用に懐疑的な意見を述べた。
トランプ前米大統領も20年大統領選で敗北した結果を覆そうとした事件で同様の罪で起訴されており、裁判に影響する可能性がある。
議会襲撃事件で起訴された約1400人のうち約350人が、バイデン氏の大統領選勝利の認定手続きを妨害した行為について、公的手続き妨害の罪に問われている。最高裁が今回の原告側の主張を認めれば他の襲撃参加者も裁判のやり直しなどを求める可能性がある。
保守派判事らは、検察側が原告のケースに企業改革法(サーベンス・オクスレー法=SOX法)にある公的手続き妨害を犯罪と定める条項を適用したことに懐疑的見解を表明。最高裁は6対3で保守に傾斜している。
ゴーサッチ判事は最長20年の禁錮刑に相当することを強調し、同法の拡大解釈が平和的に抗議する権利を侵害する可能性に懸念を示した。
原告はこのほか6つの罪状で起訴されている。最高裁は6月までに判決を下すとみられる。
この記事に関連するニュース
-
NY州地裁、トランプ氏への量刑言い渡し延期で新期日示さず 有罪評決の不倫口止め事件で
産経ニュース / 2024年11月23日 20時38分
-
ブラジル・ボルソナロ前大統領が「クーデター共謀」 警察当局、大統領府襲撃事件で起訴求める
産経ニュース / 2024年11月22日 15時19分
-
トランプ氏不倫口止め事件、NY州検察が有罪評決破棄に反対表明
ロイター / 2024年11月20日 7時55分
-
トランプ氏の免責判断延期 NY州地裁、不倫口止め
共同通信 / 2024年11月13日 6時19分
-
トランプ氏刑事手続き、連邦地裁が延期認める 議会襲撃事件で
ロイター / 2024年11月9日 10時49分
ランキング
-
1トランプ氏の復権は「悲しみ」とメルケル氏…「好奇心旺盛だが、それは自分を強くするため」
読売新聞 / 2024年11月25日 9時20分
-
2《トランプ圧勝の大統領選からアメリカがみえる!》「なぜ火曜日に投票?」「どうして選挙人という存在が生まれた?」から「ハリスに待ち受ける屈辱」までジャーナリストが解説
NEWSポストセブン / 2024年11月25日 11時15分
-
3中国ハッキング疑惑、米国史上最悪と上院情報委員長
ロイター / 2024年11月25日 12時1分
-
4不法移民送還での軍動員、共和上院議員が反対 トランプ氏示唆
ロイター / 2024年11月25日 7時31分
-
5ブラジル北東部でバスが渓谷に転落、17人死亡
AFPBB News / 2024年11月25日 10時49分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください