1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

アフガン大統領選、現職ガニ氏の再選確定 新たな政局混乱も

ロイター / 2020年2月19日 6時12分

アフガニスタンの独立選挙委員会(IEC)は18日、昨年9月に実施された大統領選の最終結果として、現職のガニ大統領が再選したと発表した。カブールで昨年9月撮影(2020年 ロイター/OMAR SOBHANI)

[カブール 18日 ロイター] - アフガニスタンの独立選挙委員会(IEC)は18日、昨年9月に実施された大統領選の最終結果として、現職のガニ大統領が再選したと発表した。不正疑惑が出ているほか、反政府勢力タリバンが米国と和平協議を結ぶ期待の中で、政局は混乱する可能性がある。

選挙は約5カ月前に行われたが、投票結果の不正操作疑惑や投票で使う生体認証システムの技術的問題、タリバンによる攻撃などで選挙結果が確定していなかった。

IECによると、ガニ氏の得票率は50.64%。ガニ氏の対抗馬であり政権ナンバー2であったアブドラ行政長官は39.52%で、次点となった。

IECは昨年12月に暫定結果を公表し、ガニ大統領が僅差で再選した。アブドラ行政長官は不正を主張し、全面的な調査を要求。ガニ大統領はアブドラ氏の主張を否定していた。

2014年の選挙でもガニ氏とアブドラ氏は互いの不正行為を主張した。米国の仲介でガニ氏を大統領、アブドラ氏を行政長官に指名し、権力を分担させたが、それ以降アフガン政権内は不信感が漂っており権力争いが続いている。

こうした中、米国とタリバンは和平合意に近づいている。米国とタリバンの双方が、7日間にわたり戦闘を大幅に抑制する「暴力の削減」が順守されれば和平合意が近く調印される。その後、アフガン政府を含む国内の政治勢力とタリバンが当事者間対話を開く予定だ。タリバン側は今のところ政府が米国の操り人形だとし、対話を拒んでいる。[nL4N2AE3P2]

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください