新型コロナ対策、世界的景気後退やデフォルト急増もたらす=S&P
ロイター / 2020年3月18日 12時29分
3月17日、S&Pグローバルは、新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年に世界的なリセッション(景気後退)を引き起こし、米企業のデフォルト(債務不履行)率が10%を超える可能性があると警告した。写真はニューヨークの百貨店、メイシーズで客を待つ店員ら(2020年 ロイター/Eduardo Munoz)
[ロンドン 17日 ロイター] - S&Pグローバルは、新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年に世界的なリセッション(景気後退)を引き起こし、米企業のデフォルト(債務不履行)率が10%を超える可能性があると警告した。感染拡大を抑制するための対策によって、経済活動が突然停止することを要因に挙げている。
S&Pグローバルが17日に発表した最新のリポートは「COVID━19の感染拡大抑制策によって経済活動が突然停止したことが今年、世界的なリセッションにつながる」としたうえで、キャッシュフローが滞り、資金調達環境がよりタイトになり、同時に起きる石油価格ショックが信用力を損ねると指摘した。
「これらの要因がデフォルトの急増をもたらし、今後12カ月間に金融を除く米企業のデフォルト率は10%を超え、欧州でも1桁台後半に上昇する可能性がある」との見通しを示した。
*見出しの半角を修正し再送します。
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