米民主、トランプ氏への対応検討 ボルトン氏の暴露本踏まえ
ロイター / 2020年6月19日 4時11分
米民主党議員は18日、近く出版が予定されるボルトン前米大統領補佐官(国家安全保障担当)によるトランプ政権の暴露本の内容にどう対応するか、次のステップを検討していると明らかにした。写真はシフ下院情報委員会委員長(中央)。ワシントンで1月撮影(2019年 ロイター/JOSHUA ROBERTS)
[ワシントン 18日 ロイター] - 米民主党は18日、近く出版が予定されるボルトン前米大統領補佐官(国家安全保障担当)によるトランプ政権の暴露本の内容にどう対応するか、次のステップを検討していると明らかにした。
民主党のペロシ下院議長は、本の内容を巡りボルトン氏を召喚するかどうか党内で検討しているとした上で「トランプ氏は倫理的に米国の大統領にふさわしくなく、知性も備わっていない」と述べた。
昨年末から年初にかけたウクライナ疑惑を巡るトランプ大統領弾劾で、ボルトン氏は下院による弾劾調査での証言を拒否。上院の弾劾裁判では証言する意向を示していたが、同氏の招致は否決された。
弾劾調査を主導した下院情報委員会のシフ委員長は、ボルトン氏が著書のために調査時に情報を公表しなかったことは愛国心に欠く行為と批判。「われわれは引き続きトランプ大統領の責任を追及し、職権乱用や汚職を明らかにする。数日中に下院議長ら幹部と次のステップについて協議する」と述べた。
クライバーン下院議員は、下院がボルトン氏の召喚を検討するかとの質問に対し「検討すべき対応」との考えを示した。
ボルトン氏著書の抜粋からはこれまでに、トランプ大統領が昨年6月に中国の習近平国家主席と会談した際、自身の再選の支援を要請していたことなどが明るみに出ている。さらに抜粋によると、ボルトン氏は大統領弾劾調査について「トランプ氏の外交政策全般にわたってもっと時間をかけて組織的に調べていれば、弾劾裁判の結果は違ったものになっていた可能性は十分にあった」と主張している。
また、18日放映されたABCニュースとのインタビューで、ボルトン氏は「トランプ氏はホワイトハウスにふさわしくない」と言明。「再選に何が有利であるかどうか以外に、私が理解できる基本理念は何もなかった」と語った。
*内容を追加しました。
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