英首相、EU離脱後交渉の早期決着求める 仏大統領と対面会談
ロイター / 2020年6月19日 8時55分
6月18日、ジョンソン英首相(写真左)はマクロン仏大統領(同右)とロンドンで会談し、欧州連合(EU)離脱後の将来関係を巡る交渉を秋まで長引かせるべきではないとして、早期の決着を求めた。6月18日、ロンドンの官邸で撮影(2020年 ロイター/Hannah McKay)
[ロンドン 18日 ロイター] - ジョンソン英首相は18日、マクロン仏大統領とロンドンで会談し、欧州連合(EU)離脱後の将来関係を巡る交渉を秋まで長引かせるべきではないとして、早期の決着を求めた。
マクロン大統領の外国訪問は新型コロナウイルスの感染拡大後初めて。
英首相官邸によると、ジョンソン首相は会談で、交渉を秋まで長引かせるのは意味がないとの英国側の立場を強調した。仏関係筋によると、マクロン大統領は英国とEUが合意に至ることを引き続き支持していると伝えた。
英国は1月31日にEUを離脱したが、EUとの将来関係を巡る交渉に現時点で大きな進展は見られない。ジョンソン首相もEU側も合意は可能とする一方、将来関係で合意しないままに今年末に移行期間が終了する可能性を排除していない。
会談ではこのほか、新型コロナ危機への世界的な対応の必要性や、中国による香港国家安全法制定の動きを非難する立場でも一致した。
一方、今年は第2次世界大戦中に英国からラジオを通じてドイツ軍への抗戦を呼びかけた仏ドゴール将軍の演説から80年周年となり、マクロン大統領はその記念行事にも出席した。
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